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2022/09/30

『金子みすゞ全集』2巡目、読了日誌①

 地元のお寺で《みすゞ塾》を続けて17年、コロナになってオンラインクラスもできました。


塾では『金子みすゞ全集』を5編ずつ読み進めています。

2022年9月26日(月)、めでたく2巡目読了!!!

みすゞは93年前の丁度今頃、512編の詩を3冊の手帳に清書していました。彼女が置いた順番に観てゆくことは、時を超えた詩人との対話。

ぽつりと塾生「第3巻は、やはり第1巻、第2巻とは違いますよね」。

おーおーーーそれを分るようになってくれましたか!!!

その《違い》を、『巻末手記』までの最後の4編に添って書いてみたいと思います。


◆519番目の詩『冬の雨』について◆

JULA出版『金子みすゞ全集』第3巻『さみしい王女』より

子ども時代の事実なのか、空想の世界なのかは判らない。が、重要なのは、こんなにも冷たい母の詩を、最後から4番目に置いたということではないだろうか。

金子みすゞは複雑な生い立ちから、母との関係性をこじらせている。そのことについてはまた別の機会に書こうと思うが、小諸図書館での講演リンクを貼るので、よろしければご覧下さい<(_ _)>

2022年3月27日 市立小諸図書館講演

『冬の雨』と同じく見立てのごっこ遊びの詩がある。

JULA出版『金子みすゞ全集』第3巻『さみしい王女』より

これは『冬の雨』と同じ第3巻の最初のほうに置かれている。

母に無視されるのは一緒だが、『冬の雨』には《感情》がある。葛藤という心のリアクションがある。無理矢理にでも辻褄を合わせて敗北を認めない闘いがある。

しかし、『冬の雨』ではどうだろう?

3冊から成る全集のうち、第3巻の後半『仙崎八景』という章ぐらいから私は、胸が詰まってならない。喜怒哀楽が抜け落ち、感情が透き通ってゆく。

あるがままを受け容れていく悟りにも似てと言っては言い過ぎだろうか。死への傾斜を強く強く感ずるのだ。

みすゞは、手帳への清書を始めた時、すでに月遅れの父の命日である3月10日に死ぬことを決めていた…と私は確信している。何を根拠にと問われると、詩の行間からこぼれてくるとしか言えないのだが。

一般的には、みすゞは離婚した夫が娘を渡せと言ってきたことに対して、命を懸けた抗議として娘を守るために自殺したとされている。

3月10日に娘を連れに行くと言ってきたので、その前夜にカルモチンを飲んだと。

しかし、3月10日に行くと言った当の本人・みすゞの夫はその日、(みすゞのいる)下関から遠く離れた東京にいた。みすゞの弟の日記によると、自殺の電報を受けた夫は、「どうしようと」電話してきたそうだ。一緒に下関へ帰る相談をしたと日記にある。

そのあたりのこともリンクを貼った講演で話しています。

みすゞは夫に禁止されて詩作をやめたとされているが、私は《自分の理由》で筆を折ったとみています。その根拠についても、リンクの講演で話しています。

理屈抜きに《自分の理由》を感じていただけるであろう最後の詩『巻末手記』までについて、綴っておきたいと思う。
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2022/09/17

☆岩手2公演、無事終えることができました☆

 

▲アニメ《ハウルの動く城》の挿入歌『人生のメリーゴーランド』の歌詞の朗読@陸前高田

高田公演の舞台写真は、何と市議会議長の福田利喜さまが撮って下さいました!!!



              ▲雨月物語より『菊花の約』

           

           






           ▲『人生のメリーゴーランド』
 
           ▲金子みすゞの詩の朗読&トーク

これらの写真、趣味という腕ではないですよね!!!

震災前は毎年、陸前高田で開催していた《全国太鼓フェスティバル》で写真を担当なさっていたそうです。

看板から、受付から、カメラマンまで…気さくに助けて下さる市議会議長に最敬礼です🙇

素敵な写真を、本当にありがとうございました!!!



     

2022/09/07

★ヤッターーー!!!★

埼玉県文化振興課への助成申請が通りましたーーー♪

これで、暮れの発表会にスペシャルなゲストを呼べます。

下関在住の金子みすゞ研究家・木原豊美さんを、いつか川越にお呼びしたいと願いつつも…

その力の無い私には、夢のまた夢と思ってきました。

やっと、やっと、その夢が叶います!!!

12月17日(土)14時~@ウェスタ川越2階活動室。

ココだけの話をリクエストしているので、金子みすゞに興味のある方必聴!!!

木原さんの年齢や体調的に、山口県以外で貴重なお話を聞けるのは、最後になると思われます。

写真は、4年前の山口公演観劇ツアーの仙崎散策に、木原さんが同行して下さった時💛

コレが、みすゞの詩に謳われている《本当の》王子山です。

権威の説に合わせるために、看板まで書き換えるとは!!!

本当の王子山を八王子山と偽った看板から「八」の字を消させて、正しいことを守ったのが、仙崎の生き字引・坂本和磨さんです。

5年も教育委員会に通って、粘り強く交渉されました。

誰もが《王子山》だと思っている王子山公園は、《八王子山》なのですヨ!!!

定説を覆す7つの事実について谷がお話しているyoutubeはこちら ↓
ヤッターーー!!!22年3月23日 小諸図書館講演録