7人の詩人に発注した詩を劇にする試みだという。
これが詩なのか?どこに詩があるのか?
関東大震災から100年という年廻りで、両国は被害が大きく、虐殺の現場からも近いというのもあったのだろう。
ラストの詩が、あまりにもそのメッセージが強烈過ぎて、その前の部分が(私は)けし飛んだ。
舞台でやらなくても、普通にテキストの詩でよくない?というのが正直な感想。
しかし、終演後のロビーで演出家と劇場プロデューサー、キャストを交えたミーティングで腹に落ちた。
イスラエルの演出家、ルティ・カネルさん曰く
「詩人と読者との間にある、言葉による濃密な営みへの憧れから、それを舞台で演れないかという試みでした」。
もっと腹に落ちたのは、劇場プロデューサー上田美佐子さんの言葉だった。
「地球は、宇宙の中で生き物のいる星。生き物、それが詩だと私は思っていて。
演劇とは、全てのコミュニケーションの総称で、全ての芸術には詩がある。
最もキョーレツで純粋たり得るのが詩。
それを発し、受け取れるようにする力が演劇にはある。
演劇詩で、演劇を確かめたかった。」
【詩】という言葉を見ると、ついふらふらと吸い寄せられてしまう私です💛
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#詩って何なんだろうね?
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