昔々あるお寺に、クソジジイという名の鬼がおったそうな。
鬼は番所で、貸席の鍵を開けたりという作務をしていました。
みすゞ塾の日のことでございます。
貸席の鍵が開いていません。
スタッフが番所へ鍵を借りに行くと、鬼は「今行きます」と言いながら、掃除の手を止めませんでした。
寒い中、さんざん待たされた塾長は、やっと鬼が鍵を開けにくると、にっこり笑って「お世話様でした」と言いました。
そして速攻、アルコール消毒に取り掛かっていると…
鬼が、番所のカレンダーを手に「ここに書いてない。あなた達は何をやってるんですか?」と怒鳴り込んできました。
「20年近くここで金子みすゞの詩を詠んできたが、こんな失礼な人は初めてだ」と言い返すスタッフと口喧嘩になり、さすがにブチ切れた塾長はスタッフを制し…
「それはこちらの問題ですか?」
「こちらは、お寺さんにスケジュールを伝えてあります。番所のカレンダーに、私が書けるはずないじゃないですか?」
「そちらさんの問題でしょ!それを何なんですか?こちらは穏やかに挨拶してるのにいきなり喧嘩腰で!!!」
「スジの通らないことに、私は黙りませんよ!!!」
「それにあなた、お寺で作務をしていて、金子みすゞも知らないんですか?!!!」
「もうちょっと勉強してからモノ言って下さい」
「怒鳴れば女はビビると思ってるんでしょうが、そうはいきませんよ!!!」
「ああ、朝から気分が悪い、ウ〇コ召し上がれ!!!」
鬼は、「申し訳ありませんでした」と謝りましたとさ、めでたし、めでたし♪
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