みすゞは、一人娘のふーちゃんとお雛様をしたのだろうか…
「これが最後の雛祭りになる」と、胸に秘めて。梅を見てさえ、「これが最後か」とよぎったはず。
何を思い、写真館で写真を撮ったのか…
最後の朝、最後の夕焼け、最後の夜に、皆で食べた道明寺さん、最後の月、最後の星…
彼女の瞳が、最後に映したものは何だったのだろう。
萩焼の花瓶は、下関の喜楽湯さんにいただいた品。
喜楽湯は、夫に病気を移され、娘をお風呂に入れられなかったみすゞが、親戚に入浴を頼んでいた共同浴場。
9年前に廃業してしまったけれど、私も2度、お風呂をいただいています。
4年前の下関公演観劇ツアーでは、特別に見学させて下さいました。
みすゞの頃のままの貴重な内装を、皆さんに見せてあげられて、とてもとても有難かったです。
下関の《金子みすゞ・雅輔の会》の皆さんが、事前にお掃除して下さったそうで、感謝に堪えません。
みすゞの詩は、今も人々の胸に、唇に…合掌🙏
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