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2022/10/08

金子みすゞの詩『野茨の花』について

『金子みすずゞ全集』より

 この詩の《白い花びら》って、みすゞですよね?みすゞ自身が意図していたか、無意識だったかは分かりませんが、自身を投影していることは間違いないでしょう。

そよ風が助けに来てくれても散ってしまうし、お日さまがぬくめてくれても、茶色になって枯れてしまう。これは、=死を意味してますよね。

そよ風や、お日さまの立場からすれば、良かれと思ってしたことが裏目に出てしまう。本当に人生そのものと言うか…。

みすゞは何を思って、この詩を書いたのだろう?

それは分からないけれど、これが512編中の501番目に置かれている、すなわち最後から13番目ということの意味は小さくないだろう。

なんだかもう死ぬ気満々というか、一筋に死へ向かっているというか。第Ⅲ詩集『さみしい王女』の後半は、そう感ぜられてならない。

そこで塾生の一言「でも独りぽっちで死んで行くのではなくて、差し伸べてくれる手があったというふうに描かれています」。

この言葉には救われたというか…そのように捉えられるのは彼女の美徳だろう。

こんなふうに、あーでもない、こーでもないと語り合える《みすゞ塾》は、私の宝物であります💛




#蓮馨寺  #朗読教室 #みすゞ塾  #オンラインクラスもあります   #文学

2022/10/04

♪お試し《みすゞ塾》♪


小諸市民大学に呼んで下さった清水礼子さんが、小諸塾開設に向け、体験会を企画して下さいました💛

             ▲「金子みすゞ外伝」@小諸市民大学

オンラインですので、どなたでも、どこからでも参加できます。

小諸では、ネット環境にない方のため、オンライン会議室を借りるそうです。

そのオンライン会議室を利用したい方は、清水さんに連絡して下さい。

それ以外のお申込みは、谷が承ります。

体験会は、Zoomになります。

金子みすゞの詩の森で、心遊ばせてみませんか?

◆谷英美の稽古場◆

♪谷英美リンク集♪

 #川越 

#女優  #谷英美  #金子みすゞ  #詩  #朗読教室

2022/10/03

◆みすゞ色の徒然◆

 

小諸市民大学へ講師として呼んで下さった方は、《みすゞ塾》のオンラインクラスにも入って下さったのですが、すんごい詰め合わせが届きました!!!

水色で囲ったのは、みすゞの死を報じる防長新聞。

その右の長州新聞は、かねてより矢崎(金子みすゞについての権威とされている人)批判を展開。この記事にも、最初にみすゞの詩を世に出したのは矢崎さんではなく、長州新聞主幹の福田正義氏が『話の関門』に書いたとあります。
長州新聞のウェブ

下の本は、金子みすゞが華々しいデビューを飾った4つの雑誌のうちの『婦人倶楽部』で一緒にデビューし、金子と同じ昭和5年に亡くなった柴山みすゞ(晴美)の遺稿集。

小諸図書館の方が「小諸にいた、もう一人のみすゞ」として発掘、研究、発表している詩人です。

序文は西條八十、化粧函入りの豪華な本をめくっているうちに、なんだか悲しいんだか悔しいんだかムカついてるんだか判らない感情が…

当時の文学界は、今よりずっと男社会で…

柴山が存命中に詩集を3冊も出して、こんなに立派な遺稿集まで亡くなった翌年に出してもらってるのは、男だからでしょう!!!

悪いけど、詩の才能は、金子のほうがずっと上だと私は思う。

それなのに金子の遺稿は矢崎さんが握ってて、新旧の全集で表記が違うなんていうとんでもないことになってるのに、みすゞの遺した言葉に忠実な全集を出したくても出せないなんて…😭😱😡








2022/10/02

【来年の東北ツアー】

 岩手県住田町《ふるさと創生大学》の千葉修悦さん、阿保和子さんから、次年度の公演のオファーをいただきました<(_ _)>

     今年の陸前高田公演にいらして下さった▲真ん中が千葉修悦さん

また昨日は、大船渡市芸術文化協会理事の簡智恵子先生からも、「来年は大船渡に呼びたい」とお電話をいただきました<(_ _)>

          これも今年の陸前高田公演の時で、左端が簡先生

「阿保さんから電話いったでしょ。住田でやる時、こっちにも回って」と。

震災後、続けてきたことで生まれた繋がりに感謝いたします💛



2022/09/30

『金子みすゞ全集』2巡目、読了日誌①

 地元のお寺で《みすゞ塾》を続けて17年、コロナになってオンラインクラスもできました。


塾では『金子みすゞ全集』を5編ずつ読み進めています。

2022年9月26日(月)、めでたく2巡目読了!!!

みすゞは93年前の丁度今頃、512編の詩を3冊の手帳に清書していました。彼女が置いた順番に観てゆくことは、時を超えた詩人との対話。

ぽつりと塾生「第3巻は、やはり第1巻、第2巻とは違いますよね」。

おーおーーーそれを分るようになってくれましたか!!!

その《違い》を、『巻末手記』までの最後の4編に添って書いてみたいと思います。


◆519番目の詩『冬の雨』について◆

JULA出版『金子みすゞ全集』第3巻『さみしい王女』より

子ども時代の事実なのか、空想の世界なのかは判らない。が、重要なのは、こんなにも冷たい母の詩を、最後から4番目に置いたということではないだろうか。

金子みすゞは複雑な生い立ちから、母との関係性をこじらせている。そのことについてはまた別の機会に書こうと思うが、小諸図書館での講演リンクを貼るので、よろしければご覧下さい<(_ _)>

2022年3月27日 市立小諸図書館講演

『冬の雨』と同じく見立てのごっこ遊びの詩がある。

JULA出版『金子みすゞ全集』第3巻『さみしい王女』より

これは『冬の雨』と同じ第3巻の最初のほうに置かれている。

母に無視されるのは一緒だが、『冬の雨』には《感情》がある。葛藤という心のリアクションがある。無理矢理にでも辻褄を合わせて敗北を認めない闘いがある。

しかし、『冬の雨』ではどうだろう?

3冊から成る全集のうち、第3巻の後半『仙崎八景』という章ぐらいから私は、胸が詰まってならない。喜怒哀楽が抜け落ち、感情が透き通ってゆく。

あるがままを受け容れていく悟りにも似てと言っては言い過ぎだろうか。死への傾斜を強く強く感ずるのだ。

みすゞは、手帳への清書を始めた時、すでに月遅れの父の命日である3月10日に死ぬことを決めていた…と私は確信している。何を根拠にと問われると、詩の行間からこぼれてくるとしか言えないのだが。

一般的には、みすゞは離婚した夫が娘を渡せと言ってきたことに対して、命を懸けた抗議として娘を守るために自殺したとされている。

3月10日に娘を連れに行くと言ってきたので、その前夜にカルモチンを飲んだと。

しかし、3月10日に行くと言った当の本人・みすゞの夫はその日、(みすゞのいる)下関から遠く離れた東京にいた。みすゞの弟の日記によると、自殺の電報を受けた夫は、「どうしようと」電話してきたそうだ。一緒に下関へ帰る相談をしたと日記にある。

そのあたりのこともリンクを貼った講演で話しています。

みすゞは夫に禁止されて詩作をやめたとされているが、私は《自分の理由》で筆を折ったとみています。その根拠についても、リンクの講演で話しています。

理屈抜きに《自分の理由》を感じていただけるであろう最後の詩『巻末手記』までについて、綴っておきたいと思う。
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2022/09/17

☆岩手2公演、無事終えることができました☆

 

▲アニメ《ハウルの動く城》の挿入歌『人生のメリーゴーランド』の歌詞の朗読@陸前高田

高田公演の舞台写真は、何と市議会議長の福田利喜さまが撮って下さいました!!!



              ▲雨月物語より『菊花の約』

           

           






           ▲『人生のメリーゴーランド』
 
           ▲金子みすゞの詩の朗読&トーク

これらの写真、趣味という腕ではないですよね!!!

震災前は毎年、陸前高田で開催していた《全国太鼓フェスティバル》で写真を担当なさっていたそうです。

看板から、受付から、カメラマンまで…気さくに助けて下さる市議会議長に最敬礼です🙇

素敵な写真を、本当にありがとうございました!!!



     

2022/09/07

★ヤッターーー!!!★

埼玉県文化振興課への助成申請が通りましたーーー♪

これで、暮れの発表会にスペシャルなゲストを呼べます。

下関在住の金子みすゞ研究家・木原豊美さんを、いつか川越にお呼びしたいと願いつつも…

その力の無い私には、夢のまた夢と思ってきました。

やっと、やっと、その夢が叶います!!!

12月17日(土)14時~@ウェスタ川越2階活動室。

ココだけの話をリクエストしているので、金子みすゞに興味のある方必聴!!!

木原さんの年齢や体調的に、山口県以外で貴重なお話を聞けるのは、最後になると思われます。

写真は、4年前の山口公演観劇ツアーの仙崎散策に、木原さんが同行して下さった時💛

コレが、みすゞの詩に謳われている《本当の》王子山です。

権威の説に合わせるために、看板まで書き換えるとは!!!

本当の王子山を八王子山と偽った看板から「八」の字を消させて、正しいことを守ったのが、仙崎の生き字引・坂本和磨さんです。

5年も教育委員会に通って、粘り強く交渉されました。

誰もが《王子山》だと思っている王子山公園は、《八王子山》なのですヨ!!!

定説を覆す7つの事実について谷がお話しているyoutubeはこちら ↓
ヤッターーー!!!22年3月23日 小諸図書館講演録