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2024/05/06

【金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート⑦お焼香トリビア】

 焼香って、武士のもので、庶民はしなかったそうな。


で、武家には、”家のお香”があったとか。

庶民も葬儀で”焼香”をするようになったが、”家のお香”はない。

焼香台のお香を借りるので、台に”お香”の借り賃を置くようになったのがお香典なのだそうです。

ガイドの坂本和磨さんに、極楽寺で教わりました。

お寺にお邪魔したらまず、ご本尊さんにお参りしますよね。

私もお線香をあげさせていただき、借り賃として台に100円を置いてきました。



 

極楽寺には、青海島・通(かよい)にある鯨墓の墓銘と同じ鯨位牌があります。

右が元々の、左のは北朝鮮に拿捕された漁師さんが、無事帰ってこられた時に寄進したもの。




極楽寺は、みすゞが詩に書いたお寺です。

 土ざくらは俗称で、学術名は別にある桜があるそうです。これが桜?というような鈴蘭みたいに小さな花が固まって咲きます。

その桜を、お地蔵様の所に植えたけれど枯れてしまったそうな。


 ちょうど八重桜が咲いていました。木が若いので、みすゞが詩に書いた八重桜ではないでしょうが。


 ご挨拶させていただいた木村聖文堂さんでは、香典袋を売っていました!!!

 
お年玉袋を、少し縦長にしたサイズです。

いつ製造中止になるかわからないそうなので、記念に買ってきました。

金子みすゞの詩を声に出して読み合う”みすゞ塾”へのお土産にします。

きっと誰も欲しがらないだろうけどwww

あ、そうそう、木村聖文堂さんは、みすゞのお家がやっていた本屋の権利を継いだと言われています。

たぶん書店経営に許認可はいらないかと思うので、教科書を扱う権利を引き継いだという意味かなと思います。

聖文堂さんについては、明日に続く。


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