【御礼参り】
…と言っても、体育館裏にセンコーを呼び出すアレではございません。
先月の東北ツアー関係各位へのご挨拶が、やっと終わりました(収支の計算がまだだぁ…大汗)。
今回持って行った『散華』は、太宰治にアッツ島から届いた若い友人・三田君からの最期の葉書がモチーフとなっています。
お客様の涙は想定していなかったのですが、福島公演初日と、岩手県大槌町での最終公演では、すすり泣きが聞こえていました。
太宰さーーーん、三田君の良いご供養になったですかね?
きっと貴方は、三田君の生きた証を残したかったのですよね。
そして津波の中、三田君と同じ命懸けの献身が、たくさんたくさんありました。
私は、その魂たちを、この作品を通じて慰霊したかったのかもしれません。
最終日、大槌公演のリハで、その感覚が全身に押し寄せてきました。
たくさんの方が亡くなった地で、大切な人を失った方々を前に立つ事でしか分からない事がある。
生きているお客様と、生きていたお客様と、私と太宰と三田君の、魂の交流…
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