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2019/10/21

【憎みきれないろくでなし】

昨日の太宰ツアー、お天気が心配でしたが、おかげさまで無事終える事ができました。

お声がけさせていただいた皆さま、ご参加本当にありがとうございました🙇

太宰の一ファンとして、ひとときを共にできた事とても嬉しく、心より感謝を申し上げます💛

太宰が命を絶つ前に書いた未完の連載『グッド・バイ』の朗読を通して、私なりに感じた事を書いてみたいのですが…

この作品ををご存知ない方には???でしょうし、読んでない方にも分かるように書くと、すんごく長くなってしまいます。

なので一言だけ。

私が太宰の妻なら、夫がこの作品を遺して死んだなら「勝った」と思うでしょう。

たとえ、目の前で、愛人と心中したとしても。

芸術家の真は、作品の中にしかないから。

事実とは、別の世界で生きているのが芸術家だから。

私にはこの作品、妻への詫び状にしか思えませんでした。

だから太宰は、愛人・富栄と死ぬと決めていたと思います。

ただし、本当は死にたくはなかったのでしょう。

でもしょうがないよ、「死ぬ気で恋愛してみないか」って言っちゃって、女がその気になっちゃったんだから、吐いた唾は呑めない。

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